医学部志望 大阪の予備校情報
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
京都大は22日、山中伸弥・京大教授らが作製に成功した万能細胞(iPS細
胞)研究の拠点となる「iPS細胞研究センター」を設置した。センター長には
山中教授が就任。基礎から臨床応用までをカバーする組織で、学外の研究者間の
ネットワークであるコンソーシアム(研究共同体)の中核となる。日本発の研究
成果をどう育て、役立てるか、国だけでなく京大の力量も問われることになる。
会見した松本紘理事らによると、センターは「世界トップレベル研究拠点」とし
て昨年選ばれている京大の「物質―細胞統合システム拠点」の中の一つ。だが、
運営の権限を山中教授に任せてセンターの独自性を確保、人材の雇用や予算など
について柔軟に対応できるようにするという。国内外から選んだ教授陣らによる
専任チームのほか、山中教授が所属する再生医科学研究所や医学研究科、薬学研
究科など京大の研究者が兼任で参加する。
まず、専任の山中チームと5チームほどの兼任チームで始まる。早急に京都市
内に400平方メートルほどのレンタルオフィスを借りて活動を始める。
国の支援体制の枠組みはほぼ固まっているが、京大の拠点作りは、思うように
進まない面もある。会見で今後の課題として挙がったのは、専任チームの人材確
保に加え、2年後をめどとした拠点施設の建設だ。
構想では、仕切りのないスペースで、研究者らが互いに手の内を明かし、自由
に議論できる場をつくる。しかし、建設には2、3年はかかる上、大学構内は手
狭で適当な土地がない。「京都という土地柄、遺跡が出れば、建設が長引くこと
が予想される」と関係者は声をそろえる。
さらに、センターを運営維持していく安定的な資金も課題だ。文部科学省の3
0億円規模の08年度予算は、臨床試験手前の研究全般に向けられている。セン
ターの研究費などは別途、獲得していく必要がある。
早くも山中教授のもとには、大阪大など国内外から多くの共同研究の申し出が
寄せられている。こうした窓口もセンターの役割となる。
山中教授は「息の長い研究にするために若い人が切磋琢磨(せっさたくま)で
きる、世界に貢献するセンターにしたい」と話した。
胞)研究の拠点となる「iPS細胞研究センター」を設置した。センター長には
山中教授が就任。基礎から臨床応用までをカバーする組織で、学外の研究者間の
ネットワークであるコンソーシアム(研究共同体)の中核となる。日本発の研究
成果をどう育て、役立てるか、国だけでなく京大の力量も問われることになる。
会見した松本紘理事らによると、センターは「世界トップレベル研究拠点」とし
て昨年選ばれている京大の「物質―細胞統合システム拠点」の中の一つ。だが、
運営の権限を山中教授に任せてセンターの独自性を確保、人材の雇用や予算など
について柔軟に対応できるようにするという。国内外から選んだ教授陣らによる
専任チームのほか、山中教授が所属する再生医科学研究所や医学研究科、薬学研
究科など京大の研究者が兼任で参加する。
まず、専任の山中チームと5チームほどの兼任チームで始まる。早急に京都市
内に400平方メートルほどのレンタルオフィスを借りて活動を始める。
国の支援体制の枠組みはほぼ固まっているが、京大の拠点作りは、思うように
進まない面もある。会見で今後の課題として挙がったのは、専任チームの人材確
保に加え、2年後をめどとした拠点施設の建設だ。
構想では、仕切りのないスペースで、研究者らが互いに手の内を明かし、自由
に議論できる場をつくる。しかし、建設には2、3年はかかる上、大学構内は手
狭で適当な土地がない。「京都という土地柄、遺跡が出れば、建設が長引くこと
が予想される」と関係者は声をそろえる。
さらに、センターを運営維持していく安定的な資金も課題だ。文部科学省の3
0億円規模の08年度予算は、臨床試験手前の研究全般に向けられている。セン
ターの研究費などは別途、獲得していく必要がある。
早くも山中教授のもとには、大阪大など国内外から多くの共同研究の申し出が
寄せられている。こうした窓口もセンターの役割となる。
山中教授は「息の長い研究にするために若い人が切磋琢磨(せっさたくま)で
きる、世界に貢献するセンターにしたい」と話した。
PR
この記事にコメントする