富山大「赭鞭会」 漢方医学で治療底上げ

「もっと強く」「これ、いいかも」。学生同士がお互いをつつき合い、歓声をあ
げる。じゃれ合っているわけではない。腕や足の「つぼ」を押し合っているのだ。
富山大学杉谷キャンパス（富山市）の赭鞭（しゃべん）会。医学、薬学部生で漢
方医学を自主的に学ぶサークルだ。サークル部屋の押し入れを開けると生薬がズ
ラリ。自分で実際に調合して試飲することもあるという。

　漢方医学の入門講座、古典読み解き、症例検討会……。部員が持ち回りで「講
師」を担当し、１週間に１０近い分科会を開く。正規の授業後に勉強会を開くた
め、終わるのは午後１０時を過ぎるのもざらだ。

　授業でも漢方医学は学べるが「もっと広く知識を得たい」。大半はそう考え、
サークルの門をたたく。 医学部　受験

　会長を務める医学部３年の高田大輔さん（２１）もその一人。小学４年のころ
からアトピー性皮膚炎に悩まされた。いくつも病院を回ったが効果はなく、あき
らめかけた中学１年のとき、漢方医学に精通する中国人医師に診てもらい、処方
された薬を飲んだら、すぐに症状が治まった。

　「漢方医学に精通すれば、患者によりよい処置ができるのでは」。高田会長の
実体験に基づく言葉は、部員共通の思いでもある。

健康食品 ＰＬ法適用 アマメシバ訴訟で賠償命令

東南アジア原産の植物「アマメシバ」の加工食品を摂取して障害を負ったとして、
名古屋市内の７０歳代の母親と５０歳代の娘が、製薬会社「アダプトゲン製薬」
（岐阜県）と販売会社「エイ・エス・ティー・シー」（東京都）などを相手取り、
計約１億８００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が３０日、名古屋地裁であっ
た。内田計一裁判長は「食品の摂取と原告の障害に高度の関連性がある」と述べ、
両社に製造物責任法（ＰＬ法）上の責任を認め、さらに、商品を紹介する記事を
雑誌に執筆した医学博士の山ノ内慎一氏と合わせて、計約７６００万円の賠償を
命じた。

　原告代理人の弁護士は、「いわゆる健康食品について、製造物責任を認めた司
法判断は、前例がない」と話している。医学部　受験

　判決によると、母娘は２００１年８月、主婦の友社発行の雑誌「健康」で、ア
マメシバの効用を紹介する記事を読み、同年１２月までに３００～４００グラム
を摂取し、翌年、呼吸器機能障害に陥った。２人は身体障害者３級の認定を受け、
娘は寝たきりの状態になった。

　判決は、２人の症状はいずれもアマメシバが原因であると認定、山ノ内氏につ
いても、医学部　受験「医学博士として効用を説明、誤信させた」と判断した。

　アダプトゲン製薬は「判決内容を吟味して対応を決めたい」、山ノ内氏は「記
事に名前を使われただけで、判決は不服だ。控訴を検討したい」とコメントした。

肉の消費量削減、温暖化対策にも効果

赤身肉の食べ過ぎは、健康に悪いだけでなく、地球のためにも良くないとの研究
結果を科学者らが発表した。

　農業活動は世界の温室効果ガス総排出量の約５分の１を占めるが、蓄牛が大量
のメタンガスを排出することから、畜産の影響は特に大きい。医学部　受験

　オーストラリア国立大学のトニー・マクマイケル氏と英ケンブリッジ大学のジ
ョン・ポールズ氏は、医学誌「ランセット」で、世界の平均精肉消費量を１０％
減らすことは現実的な話だと指摘。そうすれば、地球温暖化対策に役立つだけで
なく、赤身肉の過剰摂取に伴う健康上のリスクも軽減できると主張した。

　世界全体の平均精肉消費量は現在、１日当たり１人１００グラムだが、消費量
の多い国と少ない国では１０倍の開きがある。

健康効果駆け巡った評判

　またがって揺られるだけで運動になる手軽さで、幅広い年齢層から人気を集め
ている乗馬型健康機器「ジョーバ」の仕掛け人だ。

　欧州でリハビリなどに活用されている乗馬療法をヒントに開発したが、２００
０年の発売時には全く売れなかった。２７万５０００円という価格が敬遠され、
店頭でも「恥ずかしい」と試乗すら拒絶される有り様だった。医学部　受験　予
備校　月５００台の販売目標に対して、１００台売るのがやっとの状況。販売店
からは「何とかしてくれ」と悲鳴が上がった。

　２作目は１７万円台に値下げしたが、消費者の反応は鈍かった。それでもヒッ
トの予兆はあった。「ひざに負担がかからず、いい運動になる」「半年で２０キ
ロやせた」などの声が寄せられたからだ。医学部　受験　予備校　

　「効果を紹介すれば、必ず売れる」と確信し、販売店に生の声を伝えていった。
試乗器も、１台ではなく数台置くことで、興味を持って乗る人が増えていった。
医学部　受験　予備校　

　医学会で「糖尿病の運動療法に効果的」という実例が紹介されると、瞬く間に
人気に火がつき、累計販売台数は３０万台を突破した。「優れた商品を作っても、
お客さまに『買ってもいいかな』と思わせないと売れない。効果をいかに伝える
かが、腕の見せ所です」と話す。医学部　受験　予備校　

タミフル睡眠への影響「現時点で因果関係みられず」・厚労省

　インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動との因果関係を、臨床的な側面
から調査している厚生労働省の作業部会は22日までに、タミフル服用による睡眠
への影響について「現時点で因果関係を示す証拠はみられない」との中間的な見
解を公表した。
　タミフルを服用した人の中には、眠りから目覚めた直後に異常行動を起こす
ケースが目立つ。医学部　受験　タミフルが睡眠障害を招き、異常行動につなが
っているのではないかという懸念がある。部会では輸入販売元の中外製薬に指示
し、男性にタミフルを服用してもらい睡眠中の脳波を計測する試験を実施。11人
のうち、一部の計測データが上昇するケースがあったが、タミフルとの関係はな
いとみられるという。部会は今後、症例を増やして最終的な結論を下したい考え
だ。