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医学部志望 大阪の予備校情報
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「はあーい。いち、に、さん、し……」


 いわき市のスパリゾートハワイアンズの温泉プール。入社1年半足らずで10
キロも太った記者(26)が参加したのは「水中ウオーキング」だ。
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 右ひざを水面まで必死に上げ、上から下ろしてきた左ひじとくっつける。イン
ストラクターの荒井優子さん(26)のかけ声に合わせ、左右交互に繰り返した。

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 続いて足をまっすぐに伸ばし、水面まで上げるようにして歩く。数回繰り返し
ただけで、足がびくびくする。


 プールの水は、いわき湯本温泉と源泉が同じ「塩化物泉」だ。通常の水より重
く、抵抗が大きい分、ダイエット効果も大きい。温浴効果もあるため、エクササ
イズの後も身体がポカポカする。

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 とはいえ、ヘトヘトだった。「疲れは後からどっと出てきますよ」。日本温泉
保養士協会の小野倫明会長(45)はそう言って、ほほ笑んだ。



 ■保養士が指導

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 浜通りの最南端に位置するいわき湯本温泉には、同協会が認定する「温泉保養
士」の資格を持つ人が大勢いる。バルネオセラピストとも呼ばれ、一人ひとりに
適した入浴法などを指導する。


 資格制度は01年に始まり、現在、全国で400人近くが持っている。このう
ち、いわき湯本温泉やいわき市の関係者は172人を占める。


 資格制度の狙いとは?小野会長は「単なる入浴法ではなく、温泉地での健康的
な過ごし方を提案すること」と話す。


 いわき湯本温泉ならば、冬季でも静岡などより日照時間が長いとされる特徴を
生かし、「日照時間の短さが関係しているとも言われるうつ病の療養に生かせる
のではないか」と言う。いわば、温泉地の「資源開発」だ。
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 ■マップに効能


 健康増進をテーマにして温泉地を活性化しよう。そんな取り
組みの一つとして、県温泉協会は県内の温泉の特徴や泉質、効能をまとめた地図
の作製に乗り出す。


 「福島市の高湯温泉は白濁の硫黄泉で、糖尿病に効く。ただし強酸性なので長
くつかるのは厳禁」「二本松市の岳温泉は酸性泉で皮膚病にいい。しかも安達太
良山周辺に12本のウオーキングコースを作り、健康効果をさらに高める」&#
60180;といった具合だ。


 温泉地の数で全国5位の福島。地図作製の意図について、同協会は「体にあっ
た利用法を知り、県内の温泉を有効に使ってもらえればいい」と話している。



 ■大学巻き込め


 もう一歩踏み込んで、福島が「温泉リゾート天国」になるにはどうすればいい
のだろう。


 記者が考えるのは「大学との連携」だ。健康増進の裏付けとなる科学的な分析
を、大学とともに進めるのはどうだろうか。生き残りのため、地域密着に力を入
れる大学は増えており、生かさない手はないと思う。


 実際、会津大学短期大学部は昨年、金山町や昭和村など奥会津の町村にある温
泉地とのタイアップ事業をスタートさせた。温泉と森林浴などを組み合わせたツ
アーを企画したりして、奥会津の温泉資源を地域の活性化につなげたいという。


 産学連携ならぬ、「温学連携」というスローガンを掲げるのも手ではないか。
温泉地の側も、温泉という素晴らしい素材を売り込み、研究させてしまう。温泉
リゾート天国を実現するには、それくらいの気概があってもいいのではないだろ
うか。
 「温泉教授の温泉ゼミナール」などの著書がある松田忠徳・札幌国際大学教授
(58) 湯治は日本の伝統的な健康法であり、いわき湯本温泉での取り組みは
健康と温泉を考える上で先駆けとなっている。高齢社会を迎えて予防医学がさら
に重要さを増す中で、温泉を生かす必要性はますます高まっていくだろう。


 温泉側は、どんな健康上の効果が出ているのかを示すことが重要だ。実績があ
れば、おのずと人は集まってくる。


 重要なのはプランニングと指導者だ。温泉の組合長といえば、昔は老舗(しに
せ)の旅館に決まっていたが、今は小さくても人気のある旅館の主人がやってい
る。


 温泉による立県には、どんな温泉地を目指すのかという将来像と、カリスマ性
のあるリーダーが求められている

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宮崎大(住吉昭信学長)は、宮崎市橘通りのボンベルタ橘8階に「宮大病院橘通
歯科口腔(こうくう)外科クリニック」(鹿嶋光司院長)を開設した。国立大学法
人が大学敷地外に診療所を設けるのは全国で初めて。来年1月4日から診療を始
める。
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 診療を受け付けるのは、原則として、かかりつけの医師から紹介された患者だ
け。清武町にある宮崎大学付属病院の歯科口腔外科から派遣された医師が歯科、
歯科口腔外科、矯正歯科の診療にあたる。様々な角度から歯の状態を確認できる
レントゲンなど最新設備を備えており、インプラント(人工歯根)の手術も日帰
りで受けられる。

 付属病院は、外科手術の設備がない歯科医らの紹介で治療や手術に訪れる患者
が多い。しかし交通の便が悪く、患者らから「宮崎市中心部に診療所を設けてほ
しい」との要望が出ていた。
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 宮崎大にとっては、2004年度の国立大学法人化に伴って国からの補助金が
減っており、新たな収入源を確保するとともに、地域医療に貢献する狙いもある。
今後は、外科手術の技術などの習得を希望する開業医にクリニックでの治療に参
加できるようにする方針だ。

 付属病院の歯科口腔外科長の迫田隅男教授は「補助金が減り、経営危機に直面
している大学病院は少なくない。クリニックの運営を成功させ、ピンチを大学経
営活性化のチャンスに変えたい」と話している。
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 県歯科医師会の田島逸男会長は「大学病院の医師は豊富な医学知識と技術を持
っており、開業している若い歯科医にとって最高の勉強の場にもなる」と期待し
ている。

 クリニックは木曜と日曜日、祝日が休診。診療時間は午前10時~正午と午後
1時15分~午後7時。

 即戦力のプロを育てるための共通試験が広がりを見せている。

 師走に入ってすぐの日曜朝。国際医療福祉大学(栃木県大田原市)薬学部の空
気は張りつめていた。

 「課題を始めてください」というアナウンスが流れると、白衣姿の3年生が
「き、きょうは、どうされましたか」と対面する患者役の女性に呼びかける。同
じように上ずった学生の声が、ついたてで隔てた隣からも聞こえた。

 薬学部は、病院や薬局での実習を充実させ、即戦力を育てる目的で、昨年度か
ら6年制になった。この日の試験は、実習前にプロとして必要な知識、技術や患
者への応接態度などの習得状況を問う。全国の薬科大学や薬学部で設立した薬学
共用試験センター(東京・渋谷区)が開発した共用試験だ。

 応接態度や調剤、注射剤の混合など六つの課題が盛り込まれた実技試験(OS
CE=オスキー)と、コンピューターを使った基礎知識テスト(CBT)で構成
され、双方に合格しないと臨床実習に進めない。2010年に本格実施に移すた
め、全国の大学が昨年から試行を重ねている。

 学生たちの様子を見守る国際医療福祉大学の武田弘志薬学部長(54)は「学
生の資質を高め、その資質を保証できる試験にしなければ、6年制になった意味
がない」と力を込める。
 問題は評価の公正さだ。評価者によって差が出かねないため、センターではこ
の夏、2回にわたり、全薬科大・薬学部から教員計約80人を集めて講習会を開
き、評価の統一化を図った。

 例えば応接態度では、言葉遣いの丁寧さ、声の大きさ、わかりやすさなど約2
0項目に限定したチェック方法が取り入れられた。最大の目標を、薬剤師として
日常業務がきちんとこなせることに置き、主観や経験則に基づく評価を除きやす
くする試みだ。

 評価者は学生1人に対して2人。小規模大学では評価者育成が急務となる。実
際、国際医療福祉大学は、自前の教員35人では足りず、試験当日には関連病院
や県薬剤師会、他大学から約50人の薬剤師、教員を評価の応援に招いた。連携
は欠かせない。

 薬学より先に行われている医学や歯学の共用試験は、教育改革の起爆剤になろ
うとしている。

 試験作りの研究は約20年も前に始まり、02年からの試行を経て05年に本
格的に実施された。年々、学生の成績は上がっている。試験を作成する医療系大
学間共用試験実施評価機構の福田康一郎副理事長(65)によると、結果をもと
に、カリキュラム改革や個々の教員の授業改善につなげている大学も少なくない。


 効果をさらに上げるために、機構では、試験対象の学年を、現行の4年次だけ
でなく2年後の卒業時まで広げたい考えだ。「社会に出ないと医療人は育たない。
社会に受け入れてもらうために、我々教育現場が品質保証をしなければ」と福田
さん。

 現場発の実力向上策が、静かに広がっている。(松本美奈、写真も)

 急増で定員割れ目立つ 薬学部の6年制への移行に伴い、私立薬科大や薬学部
の新設が相次ぎ、薬学部の数は2004年の46から72に急増。私立大では0
2年入試で7780人だった入学定員が07年には1万1804人に急増した。
その結果、今春には、私大薬学部の5校に1校が定員割れに陥っているとされ、
将来の薬剤師の質の低下が懸念されている。

 医学部でコミュニケーションを学ぶ授業が広がる。

 木曜午前9時、すぎの子保育園(徳島市)に、エプロンを着けたジャージー姿
の男女が集まってきた。その数49人。園児の半分ほどにもなる。すべて医学生
だ。「お兄ちゃーん」と駆け寄る男児に男子学生のほおが緩む。学生たちは約2
時間、ままごとやリズム遊びをしたり、一緒にクリスマスのブーツを作ったりし
て園児と過ごした。

 地元の徳島大学が昨年度から、医学部の1年生に始めた「ヒューマンコミュニ
ケーション」の授業だ。コミュニケーション授業には、2004年度から、教養
教育の一環で取り組んできたが、「講義や学生同士の演習だけでは効果が薄い」
と悩んでいた。そんな時、鳥取大学の高塚人志准教授が、高校や医学部で実践し
てきた手法に出会い、実習の導入を決意した。

 それぞれが園児とパートナーを組み、週1度、10週にわたって交流する。園
児になつかれずに悔し涙を流す学生もいるが、同保育園の中川千昌園長(50)
は「人見知りの時期もあるから大丈夫。子供たちも学生さんも毎回表情が違って
きています」と励ます。

 「喜んでもらえることがこれほどうれしいとは思わなかった」「パートナーが
心の底から信じ、すべてを受け入れてくれている」――。リポートにも学生の心
の変化が綴られている。

 医療教育開発センター副センター長の寺嶋吉保准教授(53)は「今の学生は、
勉強はできるが、核家族化や少子化のせいか、世代の違う人、特に高齢者や子供
との会話が苦手な学生が多い。学生同士も互いに深く干渉しない傾向が強いが、
実習で仲間意識もできてきた」と意義を強調する。

 こうした保育園での実習は、岐阜大学も来年度から導入を検討している。
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 患者の気持ちに寄り添える医師を育てなければ、という問題意識は、どの大学
も共通している。

 埼玉医科大学(埼玉県毛呂山町)では、医学部の「臨床入門」の1年生の授業
で、昨年から年1回、東京・杉並区立和田中学校の藤原和博校長(52)を招き、
現代社会の様々な課題を学ぶ「よのなか」科の授業を経験している。

 10月に行われた今年の授業には地域住民も参加、自殺志願者とそれを止める
側を演じ分け、「安楽死」の是非も議論した。学生の意見の大半が否定的だった
が、身近な人の死をみとった経験から「安楽死」に肯定的な年配の女性の意見を
耳にして、「自分の見方は偏っていたかも」と感想をもらす学生もいた。

 「違う世代や考え方が異なる人と話す経験の重要さは、中学生も医学生も同じ
だ」と藤原校長。
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 京都大学でも今年度から、医学部1年生に「医療ボランティア実習」を必修化
した。夏休みや授業の合間に、車いす介助や外来の案内係、訪問看護の手伝いな
どを経験する。

 先月、京大付属病院の外来案内に立った佃綾乃さん(19)は8歳で阪神大震
災に遭遇。一時的に言葉が出なくなり、医師の支えで精神的ショックから立ち直
った経験から医学を志した。「病院が多数の人に支えられていることは、実習が
なければ実感できなかったかもしれない。初心を再確認できた」という。学生た
ちは、新たな経験に敏感に反応している。

 しかし、徳島大では教員から「教えることがありすぎて講義時間が足りないの
に、どうしても必要な実習なのか」という声も根強くある。京大の実習責任者で
ある平出敦教授も「入学してすぐ経験してもらいたい実習で、実習先の評価も高
いが、学内での理解を広げるという点ではこれからが勝負」と打ち明ける。

 新たな挑戦は、成果を示すという課題も突きつけられている
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進むカリキュラム改革
医学教育は近年、急速に改革が進んでいる。2001年、文部科学省の専門委員
会が示した教育内容の指針「モデル・コア・カリキュラム」が改革のはずみにな
った。

 基礎医学を学んでから臨床医学に入るのではなく、両者の「統合カリキュラ
ム」の導入が進み、知識の伝達中心から、学生の自主学習を基礎にしたグループ
学習に移す大学が増えた。

 中でも重視されているのが、医師として臨床能力の基礎となる人間性やコミュ
ニケーション能力、問題解決能力の育成だ。06年度からは、臨床実習開始前に、
診察態度や基本的な技術をみる実技試験(OSCE=オスキー)が全国80の全
医学部に正式導入された。OSCEとコンピューターを使用した基礎知識テスト
(CBT)の両方に合格しなければ臨床実習に進めない仕組みだ。共用試験は歯
学部でも実施しており、薬学部でも10年から正式に導入される。

 また、医学生の臨床実習も、見学型ではなく、実際に診療に参加する「クリニ
カル・クラークシップ」が主流。昨年の全国医学部長病院長会議の調査では9割
の大学が導入している。

 04年からは36年ぶりに、臨床研修制度が変わった。医学の専門分野が細分
化された弊害を克服するため、医師国家試験の合格後、2年間は内科や外科、小
児科、産科など、基本的な診療科を回る研修を必修化することで、総合的な臨床
能力を養おうとしている。
 人間の体は、約60兆個ある細胞でできあがっています。この細胞が突然変異
を起こしてがんになるのです。詳しく言えば、遺伝子(注)の突然変異です。


 60兆個もある細胞ですから、毎日いくらかの細胞は突然変異を起こしていま
す。その個数は年齢とともに増加し、喫煙、飲酒、放射線などでも増加すると考
えられます。


 ですから、年齢とともにがんはできやすくなり(成人病)、喫煙、飲酒など悪
い生活習慣でもまたできやすくなるのです(生活習慣病)。ただし、突然変異の
細胞がすべて、がん細胞に変わるわけではありません。そのごく一部が、がん細
胞になるのです。その一つのがん細胞が、増殖していきます。


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 「がんは遺伝する」と言われたりします。


 しかし、親が○○がんであるから、子供が必ずがんになるということはほとん
どありません。一部のがんでは、がんになる確率を高める遺伝子が最近明らかに
なってきました。また、遺伝子も、健康な人の間で血液型のように何種類かの型
に分類され(遺伝子多型)、それぞれの型でがんになる確率が異なることも分か
ってきました。


 しかし、がんになりやすい遺伝子型を持っていたとしても、がんになる確率が
ある程度高くなるに過ぎません。結局、多くのがんでは、その原因の大半は、遺
伝ではなく環境的要因によると考えられています。


 たとえ、親と子が、がんにかかったとしても、それは「遺伝」より、「同じ環
境で過ごした」ことの影響が大きいのです。


 さて、がんの発生に対する遺伝と環境の影響の「力関係」は、どのようなもの
でしょうか。


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 ここで00年に「ニューイングランドジャーナルオブメディシン」という有名
な医学雑誌に掲載された双子の追跡調査研究を紹介しましょう。


 一卵性双生児では、兄弟が100%同じ遺伝子を持っているのに対して、二卵
性双生児では一つの遺伝子が同じ確率は50%です。そこで、兄弟が2人とも同
じがんになる確率が、二卵性より一卵性の双生児で高ければ、「遺伝の影響が大
きい」ということになりますね。


 これに対し、この確率が、二卵性でも一卵性でも変わらなければ、「環境の影
響が大きい」ということになります。


 研究グループがスウェーデン、デンマーク、フィンランドの北欧3カ国で、1
886年~1958年に生まれた同性の双子4万4788組を追跡調査したとこ
ろ、これらのうち、9512組の1万803人が、がんになっていました。


 このデータから、がんの発生に対する遺伝的要因の大きさを推定しました。

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 その結果、遺伝の影響は11のがんの原因の0~42%を占めると推定され、
その数字が大きい順に、前立腺がん(42%)、大腸がん(35%)、乳がん
(27%)でした。


 ただし、この結果もあくまで「双子という特殊な状況での結果」という考えが
あり、真実はいまだ霧(きり)の中です。


 がんの発生に、環境(生活習慣など)が大きく関係することをグラフで示しま
した。日本人に多いといわれる胃がんの発生(罹患<りかん>)率をみたもので
すが、ハワイ日系人の発生率は日本国内に住む日本人より低く、ハワイ在住の白
人より高くなっています。


 つまり、ハワイ在住の白人に近づくのです。しかも2世より3世、3世より4
世が、よりハワイ在住の白人に近づきます。このような傾向は他の多くの病気で
もみられます。


 日系人の生活(食生活など)が、ハワイのそれに近づいたことで生じた現象と
考えられます。環境の影響の大きさを示すものです。


 がんが「生活習慣病」と呼ばれることの意味、つまり、生活習慣(ライフスタ
イル)の改善で、がんはある程度予防できるということを、ご理解いただけたか
と思います。


Material : ミントBlue 忍者ブログ [PR]